縮毛矯正で自然な内巻きボブは作れる?失敗しないコツは?

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 宇野 和弘|Kazuhiro Uno

回答者プロフィール:
表参道、渋谷の有名美容室4店舗を経験。キャリア16年。毛髪、薬剤知識が豊富。得意分野はカラーリングと縮毛矯正。丁寧なカウンセリングをベースにしたカットでスタイルを作り、併せて最適なヘアケアを提案。特に30〜40代の美意識の高い大人の女性から評価を頂き、様々なメディアでその活動を取り上げて頂いています。

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縮毛矯正で自然な内巻きボブは作れます。

結論から言うと、

縮毛矯正で髪にまとまりを持たせながら、内巻きや前下りなど自然なボブ(※)を作ることは可能です。

※アゴ下ほどの長さのヘアスタイル

また、縮毛矯正+自然な内巻きボブを作るアプローチは様々にありますが、リスクや髪への負担、再現性など、様々な要素を考慮したうえで……

縮毛矯正と馴染むようボブにカット
(カットがかなり大事です)

縮毛矯正でクセを伸ばす

内巻きワンカールは毎朝のスタイリング時に、ストレートアイロンで手首を返して自分で作る

……というやり方が一番おすすめです。

逆に言うと、美容院の施術だけで縮毛矯正と内巻きカールの両方を求める「縮毛矯正+パーマ」や「縮毛矯正+アイロンパーマ」のような施術はリスクが高く、髪への負担も大きい。

また、スタイリング時に狙ったカールを出しにくいなど再現性も低いため、おすすめできません。

あくまで美容院での施術はボブへのカット+縮毛矯正までにとどめておき、内巻きやワンカールはご自宅でのスタイリングで作ることがポイントです。

縮毛矯正+内巻きワンカールボブの作り方

スタイリング時には、何もつけずにしっかりと髪を乾かします。

完全に髪が乾いたら、何もつけないまま一番低い設定温度(例:120〜130度ほど)のストレートアイロンで手首を返すようにして内巻きワンカールを作っていきます。

※なお、この際、短いボブスタイルに対してコテを使ってしまうと、やけどのリスクもあるため、外側に触れても、やけどの心配が無いストレートアイロンを使用して頂くことと安全性も高くおすすめです。

手首を返してストレートアイロンでワンカールを作ったら、最後に必要に応じてスタイリング剤としてヘアオイルやヘアミルクをつければ、まとまりの良い、縮毛矯正+内巻きワンカールボブスタイルの完成です。

縮毛矯正+ボブ、3つのデメリット

なお、ここではものすごく簡単にお伝えしましたが、実は縮毛矯正+ボブは、ポイントをおさえておかないと失敗しやすいヘアスタイルの一つでもあります。

狙ったスタイルを作るためにも、デメリットやよくある失敗、またそれらを予防する方法を理解しておくことも非常に重要です。

ちなみに縮毛矯正+ボブのデメリットについて簡単におさえておくと……

1:ボブは縮毛矯正ロングよりもクセが目立ちやすい

縮毛矯正+ボブにした場合、ロングよりもクセが目立ちやすいというデメリットがあります。

クセの割合が早く広がるので目立ちやすい

髪は1ヶ月で約1センチ程度伸びるため、毎月、1センチずつ根元部分から縮毛矯正されていない地毛(クセ毛)が伸びてきます。

例えば、半年で6センチ程度伸びた場合、ロングヘアだと髪全体、約40〜50センチに対する6センチなので、クセ毛の割合は全体の12〜15パーセント程度。

一方で、ボブなど髪が短い場合は髪全体、約20センチに対する6センチなので、クセ毛の割合は全体の30パーセント。

同じ半年(6センチ)でも、ボブのほうが髪全体に対するクセの割合が2〜3倍程度早く広がりやすい。その結果、ロングよりもクセは目立ちやすくなります。


重みが無い分クセが目立ちやすい

また、ボブは重みが無い分、ロングよりもクセが目立ちやすいデメリットもあります。

実際、ミディアム以上のロングヘアの場合、髪の重みで多少落ち着くため、クセやうねりは目立ちにくい。

一方で、アゴ下〜肩上のボブを含め、ショート〜ミディアムヘアなど髪が短い方の場合は、髪の重みがなくなるため、ロングよりもクセが目立ちやすくなります。

2:ボブだと持ちが悪い。縮毛矯正の頻度も増える

髪全体に対するクセの割合が早く広がることや、重みがなくなることに関連して、ボブはロングよりも縮毛矯正の持ちが悪くなり、施術の頻度も多くなります。

クセの強さにもよりますが、ミディアム以上のロングヘアの場合、髪の重みで多少落ち着くため、半年に1回程度、定期的に施術をすることで髪を真っ直ぐな状態を保つことができます。

施術の目安

一方で、ボブの場合は、根元部分が3〜4センチ程度伸びてくると全体的なクセやうねりが目立つようになるため、3〜4ヶ月に1回程度、定期的に縮毛矯正をかけて頂く必要があります。

施術の目安

3:縮毛矯正でもボブはスタイリングに時間がかかる

寝ぐせがつきやすくなる

しっかりとクセを伸ばしたロングヘアの縮毛矯正の場合、寝ぐせがつきにくいものですが、短いボブスタイルにすると、どうしてもロングよりは寝ぐせがつきやすくなります。

毎朝スタイリングが必要になる。縛ってごまかせない。

また、ボブの場合、毎朝、毛先をアイロンで内巻きワンカールさせるなど、ロングに比べてスタイリングが必要になるケースが多くなります。

加えてロングヘアは、朝、時間が無い場合に縛ってごまかすことでスタイリング時間を短縮できますが、縛れない長さまでカットしたボブは、それもできない。

毎朝のスタイリングでロングよりも時間がかかってしまう点は大きなデメリットです。

縮毛矯正+ボブ、3つのよくある失敗

なお、デメリットとあわせて、よくある失敗とその対策についてもおさえておくと……

1:縮毛矯正とボブでぺったんこになり過ぎる

そもそも、縮毛矯正は頑固なクセやうねりを真っすぐ伸ばすための施術。

カールやウェーブしたクセを真っすぐに伸ばすため、その構造的に髪がボリュームダウンしやすく、よくある失敗として、髪がぺったんこになってしまうケースがあります。

対策

地毛のクセが弱く、ほどよくクセを残してOKな場合→根元から多めに間隔をあけて薬剤を塗ってもらう

地毛のクセが弱く、ほどよくクセを残してOKな場合は、通常よりも根元からの間隔をあけて縮毛矯正の薬剤を塗ってもらうやり方がおすすめです。

見た目的な髪のボリュームを左右するのは、トップと呼ばれる頭頂部や、ハチから上のつむじ周りの髪の毛です。

この頭頂部まわりの髪に対して、通常どおり、薬剤を塗布できるギリギリの間隔(根元から1センチ程度)を空けて縮毛矯正剤をつけると、根元部分のクセが伸びすぎてしまう。

見た目的にぺったんこな印象になりやすくなります。

そのため、地毛のクセが弱く、ほどよくクセを残しても問題ない人は、施術前のカウンセリングで美容師さんと相談しつつ、その旨を伝えること。

通常よりも余裕を持たせ、根元から2〜3センチ程度空けて薬剤を塗ってもらうことで、頭頂部まわりがぺったんこになり過ぎず、自然な縮毛矯正+ボブスタイルを作ることができます。

地毛のクセが強く、クセはしっかり伸ばしたい場合→スタイリング時にカーラーを巻く

地毛のクセが強く、クセはしっかり伸ばしたい場合は、縮毛矯正は通常どおりかけて、スタイリング時にカーラーを巻いてトップのボリュームを出すやり方がおすすめです。

通常よりも根元からの間隔をあけて縮毛矯正剤を塗ってもらう方法は、クセが弱い&ほどよくクセを残しても問題ない人限定の対処法です。

一方で、クセが強い人には不向きなため、クセをしっかり伸ばしたい人は、縮毛矯正は通常どおり、しっかりとかけてもらうこと。

そのうえで、ひと手間が必要になりますが、スタイリング時に頭頂部まわりにカーラーを巻いてボリュームを出してあげるやり方がおすすめです。

2:縮毛矯正にボブで毛先がツンツンと直線的になる

縮毛矯正はクセを伸ばす施術であるため、よくある失敗として毛先がツンツンと直線的で、不自然になりすぎてしまうケースもあります。

対策

縮毛矯正前のカット&狙うスタイルを馴染みやすいものに

毛先がツンツンと直線的になることを防ぐためには、第一に縮毛矯正前のカットや狙っていくスタイルが非常に重要となります。

実際、頭頂部にレイヤー(段)を入れるボブや、頭頂部の髪が短いウルフカットのようなスタイルだと、縮毛矯正をかけた際に髪の表面部分が傘のように外ハネしやすい。

ツンツンと直線的で不自然な印象になりやすくなります。

そのため、例えばカット時には、原則、段が少なめのローレイヤーカット(髪の低い位置に小さめの段差をつける切り方)。

さらには、適度な重みを残すことで縮毛矯正が馴染みやすくなるため、すきバサミは抑えめで、毛量を減らしすぎず、頭頂部にレイヤーがあまり入っていない重めのボブスタイルを狙っていく。

こうすることで、ツンツンと直線的で不自然な印象を抑えつつ、自然な仕上がりで縮毛矯正+ボブスタイルを作っていくことができます。

カット後の薬剤設定とアイロン処理の工夫してもらう

毛先がツンツンと直線的になることを防ぐためには、カットの後の薬剤設定やアイロン処理も非常に重要となります。

薬剤の設定を強くしすぎたり、反応させすぎてしまえば、ツンツンと直線的になりすぎて、不自然なスタイルになってしまう。

そのため、クセの強さや傷み具合を見極めつつ、最適な薬剤設定と反応のさせ方、熱処理を行うアイロンの入れ方がキモになります。

また、微細な差ではありますが、アイロンを入れる際に、やや丸みを持たせることを意識することで、ツンツンと直線的になり過ぎることを抑えることもできます。

3:縮毛矯正&ボブで中間から毛先がチリチリになる

冒頭にもお伝えしましたが、美容院の施術だけで縮毛矯正と内巻きカールの両方を求める「縮毛矯正+パーマ」のような施術を狙うと、

よくある失敗として、中間から毛先がチリチリになってしまうケースがあります。

対策

縮毛矯正+パーマ等のリスクの高い施術は控え、内巻きカールはスタイリング時にストレートアイロンで作る

縮毛矯正+内巻きボブを作ろうと思った際に、根元から中間部分には縮毛矯正をかけ、毛先にはパーマをかける、いわゆるストカールやストデジ(ストレート+デジタルパーマ)と呼ばれるようなヘアメニューを選択する人がいます。

ただし、ストカールやストデジは本来であれば重ねて施術がNGの縮毛矯正とパーマをギリギリの部分で組み合わせて行う施術。

当然、リスクが高く、髪への負担も大きいヘアメニューであり、髪がチリチリのビビリ毛になってしまう可能性も高くなります。

また、施術後に髪が伸びてきても、既に縮毛矯正をかけた部分にパーマはかけられないため、繰り返し行うこともできない。

継続性も無いヘアメニューのため、おすすめできません。

繰り返しになりますが、仮に縮毛矯正+内巻きワンカールのボブを作りたい場合でも、あくまで美容院での施術はボブへのカット+縮毛矯正までにとどめておき、内巻きやワンカールはご自宅でのスタイリングで作ることがポイントです。

なお、下記の「知らなきゃマズい。縮毛矯正とストレートパーマの基礎と絶対にダメな事」という記事の中で、

縮毛矯正で失敗しないコツや狙ったストレートヘアを作っていく方法、長持ちさせるポイント等について詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さい。

↓↓↓

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知らなきゃマズい。縮毛矯正とストレートパーマの基礎と絶対にダメな事
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2018-08-26 | Posted in 縮毛矯正Comments Closed 

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