
美容師が独立3ヶ月で月商100万円。ホットペッパー無し。個人メディアで集客してみた。

キャリア21年の
美容師があなたの
髪の疑問や悩みに
本音で答えます。
宇野 和弘|Kazuhiro Uno
回答者プロフィール:
表参道、渋谷の有名美容室4店舗を経験。キャリア21年。毛髪、薬剤知識が豊富。得意分野はカラーリングと縮毛矯正。丁寧なカウンセリングをベースにしたカットでスタイルを作り、併せて最適なヘアケアを提案。特に30〜40代の美意識の高い大人の女性から評価を頂いています。
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2015年7月9日にオープンしてもうすぐ3ヶ月。
当初の不安が嘘のようにお客様に恵まれ、シルバーウィークも含め、9月も毎日が忙しく本当にありがとうございました。
ただ、週末にかけて朝から夜まで予約がフルで埋まってしまい、なかなか思うようにご予約が承れず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

なお、私のサロンは、水曜定休なので昨日(9月29日)で今月の営業が終了。
消費税込みですが、なんとかオープン3ヶ月目にして月商で100万円超え(税込1,021,175円)を達成することができました。

備忘録代わりと、このサイトの宣伝も兼ねて、ここまでの経緯をブログにまとめてみました。参考にしてみて下さい。
「町田美容院の知恵袋」は今風に言うと美容師の個人メディアとなるわけですが、これはどのようなサイトかというと
「キャリア14年の美容師が、髪やヘアケアに関する様々な質問に本音で答える」
というコンセプトのサイトです。

この記事を書くのは、もちろん広くこのサイトを知ってもらいたいという宣伝の意味がメインです。
ただ、同時にこのサイトを作る際にどんなことを考えたのか。どういう意図を持って作っていったのかということをこの場でシェアしたいと思っています。
つたない文章で恐縮ですが、最後までお読み頂ければ幸いです。
この記事の目次
このサイトを作った理由
まずこのサイトを作った背景です。
私は美容学校を卒業後、(誰もが一度は名前を聞いたことのある)吉祥寺の某有名サロンから美容師としてのキャリアをスタート。
その後、青山、渋谷、表参道と、名の通ったブランドのある美容室を計4店舗を経験。




それぞれのヘアサロンで先輩、後輩スタッフ、メーカー、ディーラーさん、モデルさん、お客様、そして何より家族の支えがあって日々充実した美容師人生を歩み、スタイリスト歴は今年で14年になります。
この度、縁あって町田という場所で開業するに至りましたが、もともと町田は母の地元。
高校生の時に美容師を志したタイミングから「いつかは地元の静岡か町田のどちらかで独立を」という夢を見ていました。
独立に際して、地元静岡に帰るという選択肢もありましたが、東京という地で14年のあいだにご縁を頂いたお客様、家族のことなども考慮し、今回は町田という場所を独立の地に選びました。

ちなみに町田市はこの辺りにあります

ただし「独立する」と口では簡単に言っても、美容師の業界は競合も非常に多い市場。
実際、厚生労働省が発表している直近のデータによると
美容所数は 23万4,089 施設
もあります。
これがどれくらい多いかと言うと、セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなど全国の主要なチェーンの店舗数(2015年)を全て合計しても……

全国のコンビニの数は
5万4,399軒
一方で、美容所数は
23万4,089 施設
実にコンビニの4倍以上も美容院があることが分かります。
もの凄く乱暴な計算をすれば
「…あっ、この通り沿いにセブンもローソンもファミマもある」って思ったら、だいたいそのエリアに4倍の12店舗以上は美容院があるということです。

ちなみに厚生労働省が発表している直近のデータによると、美容師の数も
48万7,636人
という、もの凄い人数になっています。
これは、日本代表の試合でパンパンにお客さんが入っている満員の埼玉スタジアム8個分くらいの人数です。








「美容師で食っていく」ということは、これくらいの人たちとガチンコで戦う市場で、生き残っていくことを意味します。
特に町田は激戦エリアの一つ。
大手美容院検索サイトでは、町田駅周辺だけで104軒もの美容院が掲載されています。

「…普通のことをやってもまず勝てない」
そう思って、「何とか面白いコンセプトでサイトを作れないか?」と様々に考え抜いた末、たどり着いたのが
14年分のキャリアで蓄えた毛髪理論や薬剤知識をベースに、髪やヘアケアに関するアドバイスを全て棚卸しする。
頭の中にある知識を全てウェブ上に置くことができたら面白いのでは?

というアイデアでした。
毛髪理論や薬剤知識をウェブサイトに置く
あまり大きな声では言えませんが、美容師という立場で髪に関する情報をインターネットで検索すると、たいていは誤った情報ばかりがヒットします。
・そもそも美容師ではない方がうわさ話程度で聞いた話を書く。 ・あるいはインターネットのマーケティングが上手なサイトが上位に表示されてしまう。 |
などなど。
髪に関する情報を調べようと思っても、なかなか正しい情報にたどり着けないのが現状です。

例えば、髪質改善やダメージ補修にまつわる話一つをとっても…
髪の毛は基本的には減点方式でダメージしていくもの。そのため、一度傷んだ髪のダメージが補修・改善されることはあり得ない。
髪質改善やダメージ補修をうたうヘアメニュー・商品のほとんどが、あくまで表面をコーティングするなど、補修しているように見せているだけ

こうした話は美容師のあいだでは比較的、常識的な知識だったりします。
やや専門的な話になりますが、平たく言ってしまえば髪の毛というのは、ケラチンと呼ばれる硬いタンパク質を多く含んだ「既に死んでいる細胞」。
爪も髪の毛も、このケラチン(と呼ばれるタンパク質)を多く含んだ「既に死んでいる細胞」です。
一度割れてしまった爪やヒビが入って折れてしまった爪に、いくらハンドクリームや爪用クリームを塗っても元には戻らないのは、その爪が「既に死んでいる細胞」だからです。

同様に、髪の毛も基本的には減点方式でダメージしていくもの。
一度傷んだ髪が補修される、改善されていくなど加点されていくことはあり得ません。
一度でも傷んだ髪を美容院のヘアメニューやヘアケア商品で補修・改善しようと行為は
ドラクエで言えば「既に死んでしまった仲間に必死でホイミを唱えるようなもの」です。

一方で、美容系のウェブサイト、あるいは美容系の商材の中には
「やればやるだけ髪質が改善されていく」
「この◯◯によって髪のダメージが補修されていく」
などと、うたっている情報もあります。
しかし、繰り返しになりますが、それらは全くのウソ。
大手のヘアケアメーカーのCMも目を凝らしてよく見てみると、小さな文字で改善効果をあいまいな表現にしているのが分かります。

美容師のあいだでは上記のような話は、比較的当たり前の話。
それでも、お客様の中にはこうした事実を知らない方も多くいらっしゃいます。
こうした14年分のキャリアで蓄積した毛髪理論や薬剤知識を棚卸ししたらどうか?
美容師としての知識をウェブ上に置けばきっと誰かの役に立つのでは?
その情報を読んだことがきっかけで、お客様がうちの美容院に来てくれるのでは?

安易な考えかもしれませんが、こんなことを考えたのが、このサイトを作り始めたきっかけでした。
サイト作りと具体的なコンテンツの作り方
正直、あまりウェブの知識に明るい人間ではありません。
今思えば、これも安易な発想ですが、まずは量を担保すること。これが自分自身にできる戦略だと思いました。
最近では、美容師のあいだでも自ら個人メディアを持ったり、ブログやソーシャルで毎日情報発信をすることが、ごく当たり前になってきています。

そのため、例えば1日1記事といった具合にゆっくり記事入れしていても、後発の自分が勝てるわけがない。
そこで周りの人間が少し頭がおかしいと思うくらいの量を入れること。具体的には
オープンまでの5ヶ月で
1,000記事を入れる
…という計画を立てました

1日1記事、1ヶ月に30記事程度であれば、のらりくらりと日々のサロンワークでの気付きや施術事例を書けばなんとかイケる数字です。
(実はこれでも普段の実務が忙しい美容師には重たいハードル)
これをオープンまでの5ヶ月ほどで1,000記事となると単純に1ヶ月200記事程度。なかなか重たいタスクとなりました。

具体的な記事の書き方としては基本的に全てQ&A形式で
例えば……
初めてのカラーリング。ぶっちゃけ美容院でやるべきか、市販のカラー剤を買うべきか?
初めてのカラーリングを考えています。ぶっちゃけた話、美容院でやるべきか、それとも薬局で売っている市販のカラーリング剤を買うべきでしょうか?美容師さんの本音のアドバイスお願いします。 |
キャリア21年の
美容師があなたの
髪の疑問や悩みに
本音で答えます。
宇野 和弘|Kazuhiro Uno
回答者プロフィール:
表参道、渋谷の有名美容室4店舗を経験。キャリア21年。毛髪、薬剤知識が豊富。得意分野はカラーリングと縮毛矯正。丁寧なカウンセリングをベースにしたカットでスタイルを作り、併せて最適なヘアケアを提案。特に30〜40代の美意識の高い大人の女性から評価を頂いています。
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美容師の本音を言ってしまえば、ご自宅でのセルフカラーと美容院のでカラーを比較した場合、100%美容院で染めることをオススメします。狙った色を出しつつ、色ムラにもならず、かつ頭皮や髪へのケアを行いながらダメージも最小限に抑えてカラーが可能です。 |
100%美容院で染めることをオススメします。
カラーを「美容院でやるべきか、市販のカラー剤を買うべきか?」というのは、非常に多くいただくご質問です。
美容師の本音を言ってしまえば、ご自宅でのセルフカラーと美容院のでカラーを比較した場合、100%美容院で染めることをオススメします。

別のよくあるご質問でも紹介しましたが、おしゃれ染め(通常のカラー)でも白髪染めでも、染まり方は十人十色です。
仮に、同じ薬剤を使って10トーン(明るめ)のアッシュブラウンに染めたとしても、私の髪とお客様の髪は全く違う染まり方をします。
髪質によって染まりやすい、染まりづらい、といった条件がある中で、美容師は、お客様の髪質を見ながら薬剤設定(カラー剤をカスタマイズ)してくれます。
お客様の狙った色味、狙った明るさに可能な限り近づけることが……
(以下、質問に対する答えが続く)
こういった具合に記事を書いていきました。
・14年分の過去のお客様とのやり取り、メールやSNSの履歴を片っ端から洗い出してQ&A化。 ・普段のサロンワークの中でもお客様から頂く質問にアンテナを立てて後でQ&A化。 |
こうしてサロンが休みの日や予約が入っていない時間に、少しずつ記事を書き足していきました。

全く何も起きない期間が長く続く
手元に残っているメモで振り返りますが、記事入れのペースとしては下記のような感じに。
2015年の2月10日にドメインを取得。本格的に記事入れを開始。 |

最初の1ヶ月で200記事とかなり良いペースでスタートできたのですが、本業のサロンワーク、そして開店準備に向けての忙しさで、徐々に記事入れのペースはダウン。
ドメイン取得から約3ヶ月。5月のゴールデンウィーク時点で500記事。そのタイミングでアクセスはこのくらいでした↓


ちなみにPVで言うとこれくらい↓


……うーん。とても微妙な数値。こんなものなのだろうか。
確かに、毎日検索エンジンからちょろちょろとアクセスは集まるものの、思ったような伸びにはならず。
いわゆるユニークのアクセスが1日100ちょっと。ページビューも200前後といったところでした。
加えて、このタイミングあたりから美容師としての記事ネタも徐々に思いつかなくなってきてしまいました。

人間、いざ500記事近く入れてみると分かりますが、このくらいから新しい記事ネタが全く浮かばない。
14年分のキャリアを棚卸しするつもりが、急に更新頻度も落ちてしまいました。
この辺りでモチベーションとの戦いはありましたし、正直心が折れそうになりました。

LINE@の導入で質問が集まり始める
ただ、そんな時期になんとなく流行りのツールをということで、LINE@を導入したことをきっかけに、サイトにまた新しい可能性が生まれました。
LINE@自体は、ちょうどドメインを取った3日後の2月13日にプレスリリースが出ていました。
「何やらLINE@なるものが美容院でも使えるようになる?」
と気にはなっていたもののその使い道が分からず躊躇(ちゅうちょ)していました。
参考:【LINE】公開型アカウント「LINE@」をグローバルでオープン化 法人・個人問わず、月額無料でLINEを対外的なコミュニケーションやビジネスに利用可能|2015.02.13
このプレスリリースから遅れること3ヶ月。
500記事くらい入っているタイミングで、サイトにこのLINE@の窓口を何となく加えてみました。
そして、これが一つ大きな転換点になりました。
※ちなみにLINE@はこういうやつですね。下記のボタンをスマホからクリックして頂くとLINEの友だち追加画面が表示されてその人をフォローすることができます↓
PCの方はQRコードをスマホで読み取るか「@zqx9556e」で検索して頂くとフォローできます。


美容院のホームページによくあるような問い合わせフォームやメールフォームは
・アドレスや個人情報を入力しつつ、しっかりとした文章を書かなければならない印象がある。 ・ちょっと気軽に聞いてみたいというニーズには応えてくれない。 ・電話もかける時間が気になる。朝晩は絶対に無理。 ・営業時間にわざわざ電話してまで聞くほど強いモチベーションも湧かない。 |
などなど、コミュニケーションのツールとしては実は障壁が大きいもの。

一方でLINE@は
・気軽な感じで話しかけられる。 ・ニックネームのアカウントでもOK。 ・メールのように変な時間帯でも取りあえずメッセージは投げられる。 ・返信があればすぐに分かる。 |
などなど。
問い合わせへの抵抗感をグッと抑えてくれたり、最初からお客さんとの距離を縮めながらコミュニケーションを取ることができます。

加えて、これは後付けで分かったことですが
既に500近いQ&A記事をサイトに入れていたことも、LINE@の効果を高めることにつながりました。
というのも、すでに数多くのQ&A記事が入っていることによって
「あぁこのサイトで普通に美容師さんに質問して良いんだ」 「もう既に多くの人が質問しているから私も質問してみよう」 |
といった状況を作り出すことができたのだと思います。

実際、私の周りにもLINE@を導入してホームページの窓口に使っている美容師さんも多くいます。
しかし、その多くは全くといっていいほど反応が得られていないケースも多い。
これは、質問していいと思わせる状況を作り出せていないことも一つの要因なのでは?と思いました。
・既に500記事近い記事が集まっていたこと。 ・LINE@という問い合わせのハードルをグッと下げるツールがあったこと。 |
こういった要因もあって500記事ほど入れ終えた5月当たりから徐々にサイトに訪れたお客様からポツポツとLINE@経由でお問い合わせが発生し始めました。
実際にLINE@経由でどういう感じの質問が来るかというと
例えば、自分の得意分野で記事数が多いということもあり、縮毛矯正に関するご質問は、かなりたくさん頂きます。↓






また、下記のように画像と一緒に質問して頂くお客様もいらっしゃいます。
抽象的な言葉だけでなく、画像を使うことで互いのイメージを共有しやすいというメリットもあります↓




LINE@に限らず、TwitterやFacebookなどソーシャル上からも、こうした画像付きのご質問はよく頂きます↓


過去に同様のご質問を頂いている場合は、過去記事を引用しつつ補足する形で回答したりもします↓




既にファンになって頂いているお客様からのメッセージも。非常に嬉しい限りです↓

その他にも、こんな感じで毎日様々なお問い合わせを頂きます↓









これは実際にサイトを作ってみて分かったことですが、自分自身で作ったサイトということもあり、反応が返ってくること自体がとても嬉しい。
その方がお客さんになるかどうかは二の次で、ついつい色んなアドバイスをしたくなります。
結果として、自然と丁寧に返信をしたり、お客さんを密なやり取りをすることが多くなりました。

ご質問も、最初は毎日1〜2件だったものが、徐々に3〜4件程度に。
多い時にはサロンワーク終わりにご質問が5〜6件たまっていることもあります。
もちろん、LINE@で質問に答えるのは時間もかかりますが、頂いた質問もそのままサイトの記事に活かすことができるため、決して無駄にはなりません。。
たとえばTwitterから頂いたこのご質問は、こんな感じで記事にしてみたり


↓↓↓

たとえばLINE@から頂いたこのご質問は、こんな感じで記事にしてみたり


↓↓↓

一度、このサイクルに入ると「質問が来る→記事にして載せる」の流れができあがるのでドンドン記事が増えていきました。
この辺りから徐々に手応えを感じるようになりました。
※なお、縮毛矯正やストレートパーマに関しては、かなり多くのご質問を頂いたので、それらを見やすいように一覧にまとめて
「知らなきゃマズい。縮毛矯正とストレートパーマの基礎と絶対にダメな事」
…もっと読む
といった具合に独立したページでも紹介しています。
LINE@から実際にお客さんにご来店頂く
毎日のようにLINE@からご質問を頂くようになったある日のこと。
いつものようにLINE@経由で、あるお客さんから、こんなご質問を頂きました↓

このお客様は都内在住の女性の方。
近所のサロンでパーマをかけたのですが、いわゆる「ビビリ毛(※)になってしまって困っている」というご相談でした。
(※薬剤を過剰反応させてしまうことで著しくコンディションを落としたダメージヘアのこと)



一度ビビリ毛になってしまった部分に対して、再度、別の薬剤をつけ直したり、形を変えるようなメニューはかなりリスクの高い施術となります。
そのため、パーマのかけ直しやストレートパーマによるパーマ落としは、あまりオススメできないのが美容師としての本音。
もちろん、ビビリ毛を直すことを専門とされている美容院や美容師さんも極稀にいらっしゃいますが、逆に言えばそういう方にお願いしない限り状況の改善は難しいコンディションです。
「原則としては、ビビってしまっている毛髪部分をカットして無くしてしまうことが一番の解決方法です」と、お客様に伝えたところ……


…とのことで一度、ご来店頂くことに。
まだオープン(独立)前だったので、前職の表参道にあった美容院にご来店頂きました。
かなりしっかり時間を取ってカウンセリング&リスクの説明を行い、この手のビビリ毛に対しては「カットして無くしていくことが一番の解決方法」である旨も再度、お伝えしました。
ただ、「長かった髪を30センチくらいカット…」とのことで、既にかなりの長さを切られていたお客様はこれ以上髪を切るのは気が引けるとのこと。
今回はお客様の強い希望により、かなりリスクの高い施術でしたが、ストパーをかけ直すことに。
14年分の薬剤知識や毛髪理論を総動員して、結果、何とかストパーを成功させることができました。


施術後、お客様からは上記のようなLINEを頂きました。
自分自身が作ったサイトを通じてご縁を頂いたお客様の役に立つことができた。
ふと思い立って企画をし、少しずつ作り込んでいったサイトでしたが、この時、初めて本当にお客様の役に立てた気がしました。
また、「こういうサイトの企画をして本当に良かった」。
そんなふうに思うことができました(ちょっと泣きそうにもなりました)。

サンフレサポ向けの企画をしてみる
前述のLINEの一件もあり、良いものを届ければ誰かの役に立てることを実感。
・良いものを作っているなら、ちゃんと露出する努力もしなければならない。 ・せっかく作ったものも、ちゃんと届ける努力をしなければ意味が無い。 |
この頃から、そんな風にも思うようにもなりました。
何とか多くの人にこのサイトを届ける(知ってもらう)ことはできないものか?

そうやって色々とアイデアを考えている中で、試した企画が「サンフレのユニをキレイなお姉さんが着るとどうなりますか?」でした。
もともと自分は、Jリーグがないと人生がつまらない熱狂的なサンフレッチェ広島サポーター。
新しい美容院も水曜開催のJリーグが見れるようにと水曜日定休にするほどの、いわゆるJサポです。

前職の美容院にいる時、たまたま作品撮りに来て頂いたモデルさんにサンフレッチェ広島のユニフォームを着てもらい、それを何となくTwitterで紹介したところ
非常に多くのサンフレサポやJサポの皆さまに大変ご好評を頂きました。
からの〜、今朝撮影で来てくれたモデルのこのみちゃんにきてもらいました‼︎カープ女子、セレ女にも負けないサンフレ女子^o^破壊力抜群‼︎ pic.twitter.com/mEc3mm4com
— 宇野和弘@町田美容院の知恵袋 (@dragondance18) March 14, 2014
このツイートを通じて、サンフレサポやそれ以外のチームを応援するJサポのお客様も増え、なかには遠く離れた地方から関東遠征時にご来店いただくJサポの方も増えました。
「Jリーグ談義やサッカー談義に花を咲かせながらお客様のヘアスタイルを作っていく」
正直、これほど楽しい時間はありません。
そこで、こういう企画を定期的に行うことで
「より多くのサンフレサポやJサポのお客様に楽しんで頂けるのでは?」 「企画を通じてJリーグ談義、サッカー談義に花を咲かせられるお客様も増えるのでは?」 |
そんなことを思って、前述の「サンフレのユニをキレイなお姉さんが着るとどうなりますか?」
第二弾として「町田ゼルビアのユニをキレイなお姉さんが着るとどうなりますか?」。
それぞれの企画を行いました。
どちらの企画も多くのJサポ、サッカーファンの方に楽しんで頂き、企画を通じてこのサイトの存在に気付いて頂く方もかなり増えました。
(モデルの皆さまご協力ありがとうございます。いつも無理を言ってすみません。これからも全力でJリーグとサンフレを応援していきます)
毎日のアクセス数とPV数が10倍以上に
LINE@で頂くご質問を日々、記事を追加していたこと。前述のような企画を行ったこと。
こういった要因もあって、それまで1日100前後のアクセス、200前後のページビューだった数字がグングン伸び始めました。

5月31日に700アクセス、1,112ページビュー 6月25日に959アクセス、1,392ページビュー 7月24日に1,338アクセス、2,086ページビュー |
気付けば、美容院オープンから1ヶ月弱で、毎日のアクセスは1,000以上。ページビューでも2,000を超えるサイトになりました。


PVだとこれくらいになりました↓


ほぼ毎日、LINE@で複数問い合わせを頂くこともでき、頂いたご質問に丁寧に答えていくことで記事ネタにも困らなくなりました。
(むしろ、質問が多くなり過ぎて、おかげさまで記事の更新が追いつかないペースです。当初の予定だった1,000記事にはまだ届かず。現在700記事ほど入れている状態です)
また、オープン間もないにも関わらず、既にインターネット経由で新規のお客様から数多くご予約も頂くことができております。
本当に嬉しい限りです。

集客の核はロングテールの検索語たちから
現在、集客の核となっているのは、いわゆるロングテールと呼ばれるキーワードたち。
最初にある程度のボリュームの記事数を入れたことで、実に様々なニッチキーワードでアクセスを頂きます。
それぞれの検索数はさほど多くは無いのですが、本当にその種類は膨大です。

こういったキーワードでサイトにアクセス頂き
・LINE@経由でお問い合わせをもらう。 ・あるいは、そのままサイトの中を読み込んで頂き、共感して頂いたうえでご予約を頂く。 |
といったケースが非常に多く、今でも集客の核となっております(これがホットペッパーを使わずに集客ができている要因だと思っております)。

また、
・包み隠さず本音を語っていること。 ・事前に様々な記事をかなり読み込んでもらってからご予約頂くこと。 |
といった状況を作り出すことができた結果
・ご新規のお客様でも、初めからかなりの信頼頂くことができる。 ・ご予約のキャンセル率は極端に低く、リピート率は高い。 |
という好循環を生み出すこともできています。
ちなみにドメインをとってから7ヶ月ちょっとですが、こんな感じのニッチな様々な種類のキーワードでアクセスを頂きます。

この後もこれが延々と続くわけですが
いわゆる検索数が多いキーワードではなく、本当にニッチなワードが積み重なって日々のアクセス数につながっている感じです。
今はサロンワークが忙しくなってしまったため、なかなか記事更新のペースが落ちてしまっていますが、今後も引き続き
・時間を見つけては徐々に追加していく。 ・さらなるニッチなキーワードでお客さんとの出会いのチャンスを広げる。 |
といったことを続けていきたいと思います(また途中経過を報告したいと思います)。
2017年8月末追記:新規のお客さまは709名に
2017年8月末追記:
この記事を書いたのはオープンから3ヶ月後の2015年10月。
あれから2年弱が経過し、この「町田美容院の知恵袋」も、ウェブメディア(媒体)として成長する。
そのおかげもあって、
・ホットペッパーへの広告掲載
・駅前でのビラ配り
・SNSを毎日更新する
など、積極的な(プッシュでの)営業活動を一切することなく
オープンから2年2ヶ月で、合計709名の新規のお客さまに、サイト経由でモノヘアーをご利用頂くことができています(2017年8月末現在)。

また、サロンワークが忙しくなってしまったため、この2年弱で記事数はあまり増えていませんが、それでもアクセス数は徐々に伸びており
現状は、アクセス(セッション)数が1日約8,000。ページビューでも1日10,000くらいになっています。

最近では
ウェブからのご予約や、ご紹介だけで1ヶ月のご予約がびっちりと埋まる。
集客に一切、頭を悩ませることなく、美容師として、目の前にいるお客様一人ひとりの施術に集中ができる。
お客様に満足して頂きながら、自分自身の技術も日々磨いていくことができる。
そんな状態を作り出すこともできています。本当にありがたいかぎりです。

最後にお願い
以上、とりとめのない感じの記事になりましたが、
・これから美容師として独立を考えている方。 ・将来、美容師を開業しようと考えている美容師のタマゴの方。 ・大手ポータルサイトに頼らない集客を考えている方。 |
こういった方々のお役に立てる内容になっていれば幸いです。
最後にお願いとなりますが、手前味噌ですがこのサイトの記事内容には本当に自信を持っています。
踏み込んだご質問に関しても、美容師として本音で答えています。
もし、髪やヘアケアに悩むお友達やフォロワーさんがいれば、ぜひ当サイトをシェアして頂ければ幸いです。
もしくは
でアクセスできます。参考にしてみて下さい。
