原則、縮毛矯正とブリーチは同時にできません。一部例外あり

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 宇野 和弘|Kazuhiro Uno

回答者プロフィール:
表参道、渋谷の有名美容室4店舗を経験。キャリア16年。毛髪、薬剤知識が豊富。得意分野はカラーリングと縮毛矯正。丁寧なカウンセリングをベースにしたカットでスタイルを作り、併せて最適なヘアケアを提案。特に30〜40代の美意識の高い大人の女性から評価を頂き、様々なメディアでその活動を取り上げて頂いています。

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原則、縮毛矯正とブリーチは同時にできません

原則として、ブリーチした髪に縮毛矯正、あるいは縮毛矯正した髪にブリーチ、どちらの順番でも両方の施術を同時に(重ねて)行うことはできません。

ただし、かなりのレアケースとして、もともとの髪質が良く、ハリがあり、キューティクル層の重なりもいい人。

髪がブリーチや縮毛矯正への耐性がある場合など、限られた条件が揃った時にのみ、ブリーチと縮毛矯正の両方を重ねて施術できる場合があります。

縮毛矯正もブリーチも傷みやダメージは最大級なのでNG

なぜ、原則として縮毛矯正とブリーチ、両方を同時に(重ねて)できないかといえば、

どちらの施術も美容院の中で最大級に傷みやダメージが大きいヘアメニューであり、ほとんどの髪が両方を合わせた施術ダメージに耐えることができないためです。

……というのも

知らなきゃマズい。縮毛矯正とストレートパーマの基礎と絶対にダメな事」の中でも紹介しましたが、縮毛矯正は、美容院で行うヘアメニューの中でも髪へダメージが最も大きく、リスクも高い施術の一つです。

またブリーチも、乱暴な言い方をすれば、髪内部を全て破壊しながら髪色を明るくしていく施術であり、縮毛矯正と同様に美容院で行うヘアメニューの中で、最大級に髪への負担が大きい施術です。

当然、この2つの施術を同時に行えば、ほとんどの場合、両方の施術ダメージに耐えることができず、髪が溶けてしまう。

あるいは切れ毛やビビリ毛(薬剤の過剰反応やアイロンによる過度な熱処理によって、著しくコンディションを落としたダメージヘア)になってしまうため、重ねて施術を行うことができません。

縮毛矯正+ブリーチができない、美容師に断られる場合

例えば、過去に縮毛矯正やカラーの履歴が無く、全く傷んでいない髪のダメージレベルを0(ゼロ)。

切れ毛やビビリ毛になってしまうダメージレベルを100と仮定します(※数値はあくまで参考値です)。

ダメージレベル
ダメージ
レベル
縮毛矯正やカラーの履歴が無く、全く傷んでいない髪0
切れ毛やビビリ毛になってしまう状態100

また、施術ごとに加わるダメージをそれぞれ…

施術ごとに加わるダメージ
ダメージ
レベル
縮毛矯正
(全体にかけた場合)
+50
5トーン以下のカラー
(地毛の明るさ。髪色を暗くする場合)
+10
6〜7トーンのカラー
(地毛より少し明るい)
+20
9トーンのカラー
(明るすぎず、暗すぎず)
+30
12〜13トーンのカラー
(ブリーチなしの限界値)
+40
15トーン以上のカラー
(ブリーチ必須で、かなり明るめ)
+50

…と仮定します。

この場合、全く傷んでいない髪に、縮毛矯正+カラー(6〜7トーン)であれば……

施術ごとのダメージレベル
ダメージ
レベル
縮毛矯正やカラーの履歴が無く、全く傷んでいない髪0
縮毛矯正
(全体にかけた場合)
+50
6〜7トーンのカラー
(地毛より少し明るい)
+20
合計=70

……となり、ダメージレベルの合計は70。

確かに髪への負担やダメージは大きくなりますが、切れ毛やビビリ毛になるダメージレベルの100を超えることはないため、縮毛矯正とカラーの同時施術は可能となります。

一方で、たとえ全く傷んでいない髪であっても、縮毛矯正+ブリーチ(15トーン以上のカラー)であれば……

施術ごとのダメージレベル
ダメージ
レベル
縮毛矯正やカラーの履歴が無く、全く傷んでいない髪0
縮毛矯正
(全体にかけた場合)
+50
15トーン以上のカラー
(ブリーチ必須で、かなり明るめ)
+50
合計=100

……となり、ダメージレベルの合計は100。

ほぼ確実に切れ毛やビビリ毛になってしまうため、縮毛矯正+ブリーチはできません。美容師にも施術を断られてしまいます。

ちなみに縮毛矯正とブリーチ、どっちが傷むの?

なお、縮毛矯正とブリーチの施術ダメージは上記のダメージレベルのシミュレーションで紹介した通り、どちらも同程度。

両方とも髪への負担やダメージは最大級に大きく、同じくらい髪が傷むヘアメメニューです。

施術ごとに加わるダメージ
ダメージ
レベル
縮毛矯正
(全体にかけた場合)
+50
15トーン以上のカラー
(ブリーチ必須で、かなり明るめ)
+50

市販・セルフで縮毛矯正やブリーチは絶対にダメです

また、当然ですが市販・セルフで縮毛矯正やブリーチは絶対にNGです。

縮毛矯正やブリーチはキャリアがあって経験値が高いプロの美容師であっても、デリケートな作業が求められる施術です。

当然、それだけ難易度やリスクも高いヘアメニューを一般のお客さんが市販の薬剤を購入してセルフで行うのは、美容師からするとあり得ないやり方。

どちらか一方、あるいはその両方をセルフで行った場合、薬剤の過剰反応で髪が溶けてしまったり、取り返しのつかないダメージが残ってしまうリスクの高くなるため注意が必要です。

レアケースとして縮毛矯正とブリーチができる場合がある

レアケースではありますが、もともとの髪質が良く、ハリがあり、キューティクル層の重なりもいい人。髪が縮毛矯正やブリーチへの耐性がある場合は、両方を重ねて施術できる場合があります。

例えば、先ほどのダメージレベルのシミュレーションで言えば、通常、施術ごとに加わるダメージがそれぞれ……

(通常)施術ごとに加わるダメージ
ダメージ
レベル
縮毛矯正
(全体にかけた場合)
+50
15トーン以上のカラー
(ブリーチ必須で、かなり明るめ)
+50

……に対して、縮毛矯正やブリーチへのダメージ耐性がある人は、それぞれ……

(耐性ある人)施術ごとに加わるダメージ
ダメージ
レベル
縮毛矯正
(全体にかけた場合)
+30
15トーン以上のカラー
(ブリーチ必須で、かなり明るめ)
+30

……といった具合に、同じ施術でも加わるダメージが少なくなります。

この場合、全く傷んでいない髪に縮毛矯正+ブリーチ(15トーン以上のカラー)であれば……

(耐性ある人)施術ごとのダメージレベル
ダメージ
レベル
縮毛矯正やカラーの履歴が無く、全く傷んでいない髪0
縮毛矯正
(全体にかけた場合)
+30
15トーン以上のカラー
(ブリーチ必須で、かなり明るめ)
+30
合計=60

……となり、ダメージレベルの合計は60。

確かに髪への負担やダメージは大きくなりますが、切れ毛やビビリ毛になるダメージレベルの100を超えることはないため、縮毛矯正とブリーチを同時に(重ねて)施術することが可能となります。

ただし、これはあくまでレアケースであり、限られた条件が揃った時にのみできる施術であることを、ご理解下さい。

縮毛矯正とブリーチの順番はどっちが先?→縮毛矯正が先

なお、限られた条件が揃い、ブリーチと縮毛矯正の両方を重ねて施術できる場合、順序としては縮毛矯正が先。

その後、時間をおいてからブリーチするやり方が基本です。

条件が揃って施術可能な場合
縮毛矯正ブリーチ


既にブリーチ1回〜2回済み→縮毛矯正の順番は難しい

一方で、既にブリーチ1回〜2回の履歴がある髪に対して縮毛矯正をかけるなど、ブリーチ後→縮毛矯正の順序だと、同じ施術でも順番の違いでビビリ毛になる確率がかなり高くなってしまいます。

ブリーチ→縮毛矯正の順で施術ができるのは、本当に限られた条件が揃う超レアケースのみ。

また、仮に条件が揃って施術できる場合も「万一失敗してもクレームはしません」と誓約書を事前に書くことを条件にする美容院も少なくありません。

それほどに失敗のリスクは高くなるため注意が必要です

理想は縮毛矯正から最低1週間〜10日後にブリーチを行う

なお、限られた条件が揃い、ブリーチと縮毛矯正の両方を重ねて施術できる場合、できれば最低1週間〜10日以上の間隔を空けて、縮毛矯正→ブリーチの順番で施術を行って頂くことがおすすめです。

……というのも、髪の毛はダメージすればするほど、カラーの品質(クオリティ)は落ちやすく、狙った色味をキレイに出すことや、色落ちを避けることが難しくなります。

あまりに短い間隔で縮毛矯正とブリーチをやってしまえば、狙える色味やトーン(明るさ)にも、ある程度の制限が出てきてしまいます。

そのため、理想を言えば、縮毛矯正とブリーチは別日で、できれば1週間〜10日ほど空けて行って頂くことで、ヘアメニューとしての品質(クオリティ)低下を最小限に抑えて施術を行うことができます。

もちろん、縮毛矯正から1ヶ月〜2ヶ月後、あるいは半年程度が経過している場合、条件さえ揃っていれば、両方を重ねて施術することができます。

縮毛矯正+ブリーチのよくあるご質問

Q.ブリーチでハイライトやメッシュ+縮毛矯正はできる?

答えこれも通常の縮毛矯正+ブリーチと同じ考え方で、原則として、ブリーチでハイライトやメッシュを入れた髪に縮毛矯正、あるいは縮毛矯正した髪にブリーチでハイライトやメッシュを入れる場合、どちらの順番でも両方の施術を同時に(重ねて)行うことはできません。

施術ができるのは、あくまで髪がブリーチや縮毛矯正への耐性がある場合など、条件が揃った場合のみに限られます。

特に、もともとの髪が細い方など、耐性が無い方の場合、両方の施術を重ねたハイライト部分だけがビビリ毛になる可能性が高くなるため、注意が必要です。

なお、縮毛矯正後にハイライトを入れたい場合、ブリーチほどの明るさや際立たせたハイライトを入れることはできませんが、通常のおしゃれ染め(ファッションカラー)や、ブリーチほどの強さは無いライトナーといった薬剤を用いて、ダメージやリスクを抑えつつ、ハイライトやメッシュを入れていく選択肢もあります。

Q.ブリーチ+黒染め後に縮毛矯正はかけられる?

答えブリーチ後、黒染めしている髪はトーンも暗くなり、一見すると健康毛に見えがちですが、ブリーチの履歴が残っていることに変わりは無いため、やはり原則として、ブリーチ+黒染め後の髪に縮毛矯正をかけることはできません。

また、仮に髪に耐性がある方で重ねて施術ができる場合も、ブリーチ+黒染め後に縮毛矯正をかけると、縮毛矯正の薬剤で黒染めが落ち、色味もかなり明るく戻ってしまうため注意が必要です。

実際、髪全体をブリーチで明るくした後に黒染めでトーンダウンさせ、その後、縮毛矯正をリタッチで行った場合、縮毛矯正の施術で使う1剤(髪を柔らかくする薬剤)をつけた時点で一気に黒染めの色が落ちてしまい、リタッチ部分だけが明るく、逆プリン状態になってしまうことも多々あるため注意が必要です。

Q.ブリーチ+縮毛矯正のリタッチはできる?

答え原則、重ねての施術がNGとなるブリーチと縮毛矯正ですが、新しく生えてきた根元部分のリタッチで両方が重ならない場合は、施術できる可能性があります。

実際、縮毛矯正→ブリーチ、ブリーチ→縮毛矯正、どちらの順番であっても、髪全体に施術する、いわゆる全頭ブリーチ+全頭縮毛矯正の場合は、両方を同時(重ねて)施術できないケースがほとんどです。

一方で、縮毛矯正→ブリーチ、ブリーチ→縮毛矯正、どちらの順番であっても、新しく生えてきた新生毛へのリタッチであれば、まだ縮毛矯正やブリーチの履歴が無いため、施術を行うことができます。

ただし、この場合も、過去にブリーチや縮毛矯正の履歴がある箇所と重なってしまえば、その部分だけがビビリ毛になってしまうリスクが高くなるため、カウンセリングの際に美容師に過去の履歴をしっかりと伝え、両方の施術が重ならないよう、最大限の配慮をしてもらうことが重要です。

Q.縮毛矯正+ブリーチ後のヘアケア、トリートメントは?

答え縮毛矯正+ブリーチ後のケアは、通常のブリーチ毛と同様に、いわゆるムラシャンやムラサキシャンプーと呼ばれる色味が入ったシャンプーを使うことで、ブリーチ特有の黄色みを抑え、色持ちを良くすることができます。

また、ムラサキシャンプーに限らず、高品質なシャンプー・トリートメントを使うことも非常に重要です。

下記の記事の中で、髪のプロが普段から愛用している高品質なシャンプーを紹介しています。参考にしてみて下さい。

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Q.縮毛矯正+ブリーチで失敗。チリチリのビビリ毛対策は?

答え下記の記事で失敗後の対策について詳しく紹介しています。ぜひ、参考にしてみて下さい。

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Q.縮毛矯正後にブリーチすると縮毛矯正はとれてしまう?

答え縮毛矯正もブリーチも、髪の形を大きく変える施術であるため、一度、施術を行った部分に関してはカットして無くなるまで影響が残り続けます。

そのため、縮毛矯正後にブリーチしても、縮毛矯正がとれてしまうことはありません。

ただし、縮毛矯正+ブリーチを重ねてしまうことで、髪がビビリ毛になってしまうリスクが大きくなるため注意が必要です。

Q.縮毛矯正後に毛先だけブリーチできますか?

答え縮毛矯正の履歴が残っている以上、やはり原則として毛先だけでもブリーチを入れることはできません。

髪が両方のダメージに耐えられない場合は、ブリーチを入れた毛先だけビビリ毛になってしまうため注意が必要です。

なお、髪が耐性がある場合など、限られた条件が整った場合のみ、縮毛矯正後に毛先だけブリーチを入れることができます。

この場合、基本的には縮毛矯正→ブリーチの流れで施術を行いますが、2回、3回と繰り返してしまえば、髪がダメージに耐えきれなくなってしまうため、あまり繰り返しできるスタイルではないことをも、ご理解下さい。

Q.縮毛矯正+ブリーチ+パーマはできますか?

答え縮毛矯正+ブリーチ+パーマという3つを重ねての施術は誰であってもできません。

縮毛矯正もブリーチも、それ単体で最大級にダメージがかなり大きな施術であり、ほとんどの場合、両方の施術を重ねて行うことができません。

当然、そこに3つ目の施術としてパーマをあててしまえば、まず間違いなく髪は施術ダメージに耐えきれず、溶けてしまったり、チリチリのビビリ毛になってしまうため注意が必要です。

なお、下記の「知らなきゃマズい。縮毛矯正とストレートパーマの基礎と絶対にダメな事」という記事の中で、

縮毛矯正の基礎知識や絶対にやってはダメなことを詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さい。

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2018-10-14 | Posted in 縮毛矯正Comments Closed 

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